葉山ホスピス&ペイン・カウンセリング

在宅ホスピスケアでの心理面のサポート、ご家族や大切な方のケア体制づくりのコンサルテーション、ケアラーの心のサポート、大切な方の喪失の痛みのグリーフケアを専門としたカウンセリング&コンサルテーション機関です。心理カウンセリングとソーシャルワークの専門家が、どんなささいなご相談にも寄り添います。まずは、お問合せください。
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開設にあたって

「病気」や「死」は誰にでも訪れるものです。

 

そして、それらを「考えたくない」「怖い」と思うのは当然のことです。

 

私は幼い頃から、「どうしていつかは死ぬのに、人は生まれてくるのだろう」と疑問に思ってきました。この疑問を解きたくて、哲学書などを熱心に読み漁った時期も長くあります。

 

1990年に『よく死ぬことは、よく生きることだ』という本が出たとき、「死」について正面から取り扱ってくれた本に衝撃を受け、また感動したのを憶えています。著者は、癌患者の方でした。

 

いま、思うのは、「人は痛みを共感し合うために生まれてくるのではないか」ということです。

 

「痛み」への深い共感は、とても神聖なものです。それがなされたとき、私たちは生まれてきた意味を知るのかもしれません。

 

人生の辛い時期を、共感してくれる人がいてくれたら、どんなに心強いことでしょう。どんなに、絆が深まることでしょう。どんなに、幸せを感じることでしょう。

 

戦後の高度経済成長期以降、人間の生まれる場所と死ぬ場所は、自宅から病院へと劇的に移行しました。そのため、人生の始まりと終わりを、主体的に考え取り組むことが難しい時代がありました。

 

しかし、いま、改めて、人生の終わりをどのように迎えるか、その大切さに気づき始めた方が多くいらっしゃいます。

 

「生まれてきてよかった」「幸せだった」と、かかわるすべての人が思えるように。

 

命の意味を、次の世代へとつないでいけるように。

 

誰もが、命を尊く思えるように。

 

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2019.08.21 Wednesday